Winnyの解読の実態(5/13)(風人Webサイト 想いのかけら)

 3台のクローズドなネットワークを組んで Winny を起動し、動作を見た模様。その後ネットで公開されている初期ノード一覧を取得して動作を見た、との記述がありますが、この二つの検証が同時に行われていたとすれば、京都府警は Winny のごくごく初歩的な仕組みも理解していなかったということになります。*1
 えーっと……あの、えと、京都人として謝ります。ウチの府のバカたれ税金泥棒どもがアホなことしでかしてごめんなさい。
 もうこんな気分。

 

*1:初期ノード一覧とは、Winny のネットワークに接続されたノード(Winny が起動しているパソコン)を識別するため、Winny のプログラムが生成する文字列のこと。これは各ノードで異なった文字列を生成し、別のノードに対して放出することで自ノードを他のノードに認識させる為に必要。Winny は最初の導入でこの初期ノード一覧(いくつかのサイトで公開されている)を導入しなければ「どこにほかのノードがあるのか」がわからないため Winny のネットワークに参加できず、動作しない。京都府警の検証では「クローズドなネットワーク」を組んでいるが、このままでは 3 台がお互いを認識しないため動作せず、検証には不十分。そしてインターネットから初期ノード一覧を取得して導入したとしても、クローズドなネットワークでは全く意味をなさない。