A5406CA 発表。

 とうとう携帯電話も 320 万画素 CCD を搭載。CCD サイズはなんと 1/1.8 型。ただおそらくプログレッシブ CCD なので、たとえば PowerShot S30 などの往年の名機に搭載されていたものとはモノが違いますが。*1
 この他 AF ロック可能なオートフォーカス、全 9 モードのベストショット、USB クレードル、QQVGA よりちょっとだけ大きい 176×144 で 60 分可能な音声付動画撮影機能などのフューチャーフィーチャーを備えています。メモリは miniSD
 仕様としては EXILIM EX-S3オートフォーカスをつけたような感じですが、やはりマクロが使えるのが大きいですね。どこまで寄れるのかが気になるところ。あとは定評のあるレンズのデキですかね。A5403CA の暗黒オーラのような事にはならないでほしいところ。
 しかし携帯内臓カメラもとうとう 300 万画素とは。内蔵カメラに力を入れているのは CASIO と SHARP ですが、vodafone V602SH で光学 2 倍ズームをつけたのとは別の方向へ進化しましたねー。
 個人的には携帯の画素数35 万画素で十分*2なんですが。プリントしないし。それよりレンズの品質とか撮影間隔とかホワイトバランスのヒット率とかマクロとか、そういう実質的なスペックのほうへ力を入れて欲しいですね*3

 

*1:プログレッシブ CCD は通常のインターレース CCD と違い、1 画素における実際の受光面積(フォトダイオードの開口率)が大きく確保できないため、画質面でのアドバンテージがあるとはいい難い。

*2:QVGA で約 8 万画素。RGGB 4 画素ベイヤー配列を考えると 32 万画素あれば十分な解像感を得られる。逆にいえば QVGA でベイヤー配列を考えた解像感は VGA で撮って 1/4 にリサイズすればいい。それ以上の情報は不必要でメモリ屋を喜ばせるだけの話。プリントや PC でのレタッチなどを考えているなら話は別だが。

*3:CASIO の撮影間隔には定評がありますが。さすが EXILIM の CASIO。