CAMEDIA AZ-1 ようやく触ってきました。

 あんまり時間無かったのでじっくりとは触っていないので印象とかそのへんを。
 まずサイズですが、想像していたよりデカかったです。ただこれくらい厚いとホールド性が犠牲にならなくていいかなーと思います。光学ファインダが無いのは非常に不満ですが。
 液晶の品質は想像していたよりもはるかにまともで、人肌が非常にキレイに発色しています。なんつーか「液晶だけ見れば FinePixというかそんな感じ。ただ FinePix の発色特性と同じで赤の粘りが無く、全体的に色の深みという点では多少不満です。このあたりは赤の発色がヘタなシャープらしいかなと。プレビュー品質は T1 のボケボケよりかなりマシですが多少締まりがないかも。
 操作性ですが、とりあえず全く新しい UI になった弊害なのかいくつか不満点が。まずジョグダイヤルに対するメニューの追従性が遅く、半テンポほどズレているような感じ。調子に乗ってダイヤルを回していると意図した箇所に止められず難儀。あとメニュー中に[OK/MENU]ボタンを押すとメニューが閉じられるのも今ひとつ。たとえばホワイトバランスを設定した後続いて露出補正したい場合かなりウザい。[Back]ボタンを押すと設定されず戻るし。ジョグダイヤルを EOS みたいな押し込み式にすればよかったのになと思います。ダイヤルの使用感自体は良かったので残念。それと側面のボタンは非常に押しにくくツライ。
 よく言われているシャッターボタンの押下感は、かなり堅めですが Optio S よりはマシかなと思います。ただこのシャッターボタンの堅さはレリーズショック誘発剤かも。
 あとレンズ部は T11 のようにレンズむき出しではなく、Finecam SL300R のようなカバーガラスがあるので傷が付く心配が無いので一安心。ケースから出しても持ち歩けますな。ただ指紋は付きまくるので、レンズクリーナーは携帯必須かなと。
 AF 部は X-200 系と同じく速く迷わないタイプ。あと画像めくりが E-1 同様高速。EXILIM にしろ Caplio にしろ画像めくりが速いとしきりにうたってますが、あれは最初に EXIF 埋め込みのサムネイルを拡大表示し、その裏で JPEG を展開してサムネイルと入れ替えという JARO モノの方法なので実質的には遅いです*1AZ-1JPEG 展開時間は 0.5 〜 1 秒程度。実質的な速さで言えば確かに最高クラスでしょう。
 総合して「まだまだ未完成」という感想。ポテンシャル自体は高いと思いますが……。

 

*1:サムネイル表示時間を除くと、最高画質で 1 枚あたり 2 秒程度。もちろん構図確認程度ならサムネイルで十分だが、JPEG 展開中は削除など画像めくり以外の作業を一切受け付けないので急いでいる時はイライラする。