SILKYPIX Developer Studio 1.0.0.1 リリース。(PC Watch)

 パブリックベータで RAW 撮影が出来るデジカメ持ってる人なら誰でも手軽に使用できた SILKYPIX が正式リリース。それに伴いライセンス販売が始まりました。1ライセンス 9,800 円。なお、かなり大幅な機能制限付きながらフリーで使用する事も可能です。ただしフリーでの機能制限がかなりキツい*1のでライセンスが欲しいですコレ。ウマいやり方ですな。
 ちなみに同じ RAW でも、出力される絵はソフトによって個性が出ます。

 上は5/22の撮影会にて E-1 にて RAW 撮影したものを、標準現像ソフトの OLYMPUS Viewer Ver.1.11 と SILKYPIX Ver.1.0.0.1 のフリーモードで現像したものです*2。暗部への階調や肌の色など、OLYMPUS Viewer のほうが E-1 の特性を引き出しているのがわかると思います。かと言って SILKYPIX がダメかというとそうではないです。OLYMPUS Viewer の現像パラメータが基本的に E-1 上で設定できるものばかりなのに対し、SILKYPIX のフル版は多彩な現像パラメータが設定可能です。*3
 何にせよ、カメラ添付の RAW 現像ソフトに不満のある方は SILKYPIX を試用してみてはいかがでしょうか。

 

*1:シャープネスやホワイトバランスと言った設定に大幅な制限がつく。シャープネスは後でアンシャープマスクをかけるとしても、ホワイトバランスがプリセット 8 種(晴天・曇天・日陰・蛍光灯×3・白熱灯・フラッシュ)からしか選択できないため、かなりツラい。救済措置としてグレー点選択はあるため、光源色温度の特定は不可能ではないが、色温度の直接指定が出来ないのはやはりつらい。これらの制限はライセンスを購入すれば無くなる。

*2:実際には両方とも Exif-TIFF で保存→ACDSee5.0J で表示したものをイメージコピー→JTrim に渡してトリミング→JTrim上で連結したもの。

*3:もちろん OLYMPUS Viewer はカメラ添付の「とりあえず現像はできますよ」的な扱いで、パッケージソフトOLYMPUS Studio ならもっと多彩に設定が可能なのだが……。